2014.12.12 Friday 19:01

『井穴(指先のツボ)のハリでストレスを抜こう』

指先はむくんでいないほうがいい!

指のササクレが多い原因の一つにストレス過多があります。

指先の井穴(せいけつ)からストレス(邪)を抜きましょう!

指先の井穴にほとんど痛み無くハリをしてストレス解消!


◆現代医学でいうストレス過多の状態を東洋医学でみると...

東洋医学ではからだが無理して頑張っているストレス過多状態のことを、
「肝うつ」(肝気うっ滞)と呼びます。

肝臓は『やる気』(頑張ろうとする力)を主る臓器と考えられています。
その状態は眼力(めぢから)などに現われるといわれ、
また血液量の調整や筋肉自体の力とも関係が深いといわれます。

カーッと怒ったときや頑張りすぎが続いているときには脳圧や眼圧、血圧も上がり
一時的には白眼に血管がみえたり、赤くなったりする状態などは、
『肝火上炎』(かんかじょうえん)ともいわれ高血圧や心臓、脳の状態の危険信号です。


バランスよく『やる気』がある状態がいいのですが、どうしても亢進し(高まる)やすく、
頑張りすぎるきらいがある臓器で(肝の働きは亢進しやすいです)、
この状態になってしまうと、
全身の気や血の流れがスムーズに流れず、うっ滞を起こすと考えられています。
(肝臓という『やる気の臓器』は、
気や血の流れに影響を与えやすいものと考えられているのです)

気功などでも、リラックス=疏肝(そかん) といわれ、

なるべく肝臓をリラックスさせるイメージすることが重要なことです。



ストレスにも様々なものがありますが、この場合は気張って緊張が続いている状態です。
現代医学でいう交感神経が働き興奮状態のようなものが続いている状態です。
リラックスしたときに働く副交感神経が働きずらくなって交感神経ばかりが働き、
からだがゆったり休めずにリラックスができにくいからだの状態です。

現代社会で多いのは、頭脳労働が続きからだをあまり使わずに脳ばかりが働いていて
緊張が続いているような状態で、疲れ具合がわからなくなって行過ぎると、
過労死などのようになってしまいます。

私達がからだの状態をみていてよく気付くのは、手や足の指先や爪の周囲がパンパンに張った
状態になっていることが多く見られます。
また指先のササクレなどが起こり、爪周囲もパンパンな状態です。

元々指の先のツボは鍼灸では、井穴(せいけつ)と呼ばれています。
からだに溜まったよくないもの(邪)を抜くためや救急の場合などに足の裏の湧泉という
ツボや手のひらの真ん中の労宮というツボと共によく使われます。

指先の井穴は、脳梗塞などの救急時にここにハリをしたり、瀉血(しゃけつ)をしたりする
と予後がかなり良いという報告が多く、昔から意識混濁状態からの蘇生などでも使われてきた
良く知られたツボです。作用や速効性が強いツボとしてもよく知られています。

私が感じるのは、ストレス過多で脳に血流量が多く鬱滞しているような状態のときに、
指先がパンパンに張ったような状態になっていると感じます。
その方によってはササクレが多くなります。

脳の総体的な血流量が多く、うっ滞気味のときに指先にうっ滞が現われるのではないか?
と感じています。

からだよりも脳を過剰に使いすぎている状態の方に多く、ストレス過多、緊張状態が
続いているときに指先が張っていることと関係していることがかなりあります。

ちょうど脳圧が亢進しているような状態なのでしょうか。

脳の感覚野の支配領域をみて指先は大きいことはよく知られています。
また、長年鍼灸治療で行われてきたことと、今日様々な臨床報告などと照らし合わせると、
指先と脳とは密接に繋がっていることはよく知られています。
私は慢性的な頭痛もちの方の治療でもよく使います。

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では、これらを実際の治療ではどのように行うのか?というと。

まず御自身手の指の関節の動きの曲がりやすさを感じてもらいます。

鬱滞して浮腫んでいる指は全てのこともありますが、その中でいくつかの指を選び、
より曲がりにくい指の先のツボにハリをします。

(指先付近の反応の出ているところ(井穴)にハリをします)


※当院では指先(爪の周囲)というかなり敏感な部分にハリをするのですが、
ほとんど無痛でハリをしますのでどうぞご安心下さい。

その後、ハリを抜いた後に指の血流のうっ滞が除けるので、
指の曲がりやすさがスムーズになっていることをその場で感じて頂けます。

『瞬間経絡現象』というもので、刺鍼直後に関節の動きやすさを実感して頂けるものです。

このようにして、井穴にハリをしてからだの緊張を抜く、脳のうっ血状態を和らげる
という作用があります。


指先のうっ滞 = 脳の血流のうっ滞


を除くことでからだの緊張状態を改善し、脳圧の亢進状態が緩和され、よりリラックスした
状態にしてからだのバランスをよくするというものです。
もちろん高血圧の方にもよく行います。

御自身で日頃の体調の目安にもなります。

指先を軽くつまんで揺すってみて緩みがない状態のときはストレスが強いかもしれません。
軽くそのまま揺すってあげて、ストレスを抜いてあげて日々の体調管理にお役立て下さい。


 

2014.10.13 Monday 21:04

◆『サルの入浴は自然か人工的か?』 好転反との関係。

『サルの入浴は自然か人工的か?』 好転反との関係。



  10年近く前、ある若い女性の患者さんに、

「なぜ先生は、自然療法と言いながら入浴という自然ではないものを
すすめられるのですか?」

「昔の人はあまりお風呂には入らないのが自然だったのでは?」

ということを指摘されたことがあります。

  彼女は芸術家でもあり、独特の感性で面白い話をよくされ鍛えられました。

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  蜂の巣やアリ塚と、ヒトの造ったビルとの違い。

そこには『自然か人工的か?』といったボーダーはあいまいです。
病を癒すこと、治すこと、寿命とは?

そのようなことを考えるのは、
自然のふるまいの受け入れ難い心境(自然に逆らおうとすること)
から始まることなのかもしれません。


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『お風呂に入ること』は自然の中にいる動物では通常みられません。
猿などではテレビなどで目にしますが、(水場で羽を洗うような鳥)
通常どんな動物も毎日入浴に勤しむわけではないのがふつうです。

しかし、ある頃から私達は毎日のように入浴するようになってしまいました。
江戸時代くらいまでは、入浴という習慣はあったそうですが、
毎日きちんと入るわけではなく、多分自然の温泉場の近くに住む人以外は、
ほとんどは、週に一回かもしくは、月に一度、
場合によっては年に一度や心を清める行事などがあった時など以外に入ることは
あまりなかったかもしれません。

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『自然に近い生活』。と考えると入浴は不用なものとも考えられます。

(私の実家の隣のクリーニング屋さんは、薪で風呂を焚いていますが、
このことで自然に近いのか?遠いのか?と考えると
春日三球・照代の地下鉄の話のようになっていつも私は混乱してしまいます^^)



入浴にはまず第一に血流量が上がるということがあげられます。

入浴によって血行が良くなり、様々な臓器が働き出しからだにいいということです。

この血流量が上がるというのは、最も大事な心臓が動く(心拍数が上がる)ということです。

ですから『心臓に負担のある方は注意して入浴を』と言われます。

心臓にはとても負荷が掛かるので心臓は筋肉の塊なので運動をしなくても、
少しずつですが入浴で鍛えられ強くもなります。

持続的な軽い運動を長〜い時間できるということが持久力という体力につながります。

上手に行えば、

『運動しなくても、心臓を強くする方法』

とも考えられます。

これは、やり方や方法の問題ですが、
長い目でみれば一時的な酸素カプセルに入るよりいいことです。


運動・歩くなどもそうですが、心拍数が上がるということは、
日常的にあまりそのような状況にないような、例えば事務仕事などでほとんど
からだを使わず歩いたりするのも少ない方の場合は、
一日の中で心拍数がほとんど上がりません。


そのような方がいきなり運動などで心拍数を上げると、
意識できなくても血流が早くなります。
様々な眠っているような状態の臓器がびっくりして動き始めます。

全く運動をしてない状態からの運動をし始めたときのダルさ。
身体が慣れるのは、数日から数週間、数ヶ月かかったりします。

また寝たきりの状態の方の入浴はかなりの体力消耗に繋がるほど
からだにとっては大変なことなのです。
(重力に逆らって心臓のポンプが働いているのは凄いことです)


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治療などで起こる『瞑眩』(めんげん)といわれる『好転反』は、
ほとんどの場合これと似ています。

今まで眠っている免疫力や自然治癒力を発動させることになります。

瞑眩反応(めんげん)は、運動をよくしている人、よく歩く人、やシャワーだけでなく入浴を
日常よくおこなってしっかり心拍数を上げている人には起こりにくいということを感じます。

また、運動などをしていても、使わない(不得手)な身体の部分。
その方が使っていなかったり、動かしていない部分というのがあります。

そういったところの血流を改善した時に、とくに長い期間(数年単位の長い期間)
滞った部位の血流や神経が通り、動き出したときに起こります。


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はじめの『サルの入浴は自然か人工的か?』
ということに話は戻りますが、
難しい話では、私達はかなりの昔、私自身を認識したときから自然との解離は
始まったともいう人もいます。

入浴やヒトが造ったり行うこと。

それらは、積極的な生きる知恵として様々な人々が経験を通して試した結果が
今に残っているものだと思います。

本来人工物といわれるものも、人間という自然の中に生きる人々によるものと考え、
自然という大きな尺度でみた時には、アリ塚と本来的には何ら変わらないのかもしれません。

私たちは、入浴ということを経験的に学び、からだによいということで今日も続けている
ことがほとんどです。
(今ある歴史の時点で、ということでいえば途中の結果なのかもしれませんが)


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運動をしないで心拍が上がる(血流が上がる)という少し自然には反した手段という
のは否めませんが、運動ができない、苦手、時間が無い、という方でも誰でもできる
血流を上げて細胞の老廃物を洗い流し、一日の疲れがかなり手軽にとれる健康法だと思います。


  なかなか時間がない世の中、シャワーだけで済ませたくなりますが、
週に一度か二度は、ゆっくりのんびりと『お風呂』に浸かって温まるだけで、
『溜まっている風邪が抜け』かなりの健康状態は維持できます(^o^)。



日本が世界の中でも長寿国の一つであるといわれていますが、
確かに戦後の栄養状態の改善等もあるのですが、その根底を支えているのは、

『日本人が大好きな入浴というもの』

であると感じています。


入浴の発明はサルなどでもできるようです・・・


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2014.09.30 Tuesday 17:05

『アトピー性皮膚炎、肌の状態を整えるための 水を使った後や日常の対策』

『アトピー性皮膚炎、肌の状態を整えるための
水を使った後や日常の対策』

まず、洗いものなどで水をよく使う方は濡れた手の
乾布摩擦のように手を乾いたタオルでよくマッサージしてあげて下さい。

通常は強くゴシゴシこするというほどの刺激ではなくても十分です。
東洋医学では肺と皮膚は同一です。

肺や皮膚というのは東洋医学ではデリケートな外界との接触する大事な
働きを持っていると考えられています。
優しく丁寧にさすってあげて下さい。
そしてほんのたまに活性化のための強めの刺激です。

私も職業柄、手を頻繁に洗うのと、また通常の方よりも手の感覚には鋭敏になりがちです。
何か作業をしたりした後(木工や土いじり)などの後は手が荒れて
通常より硬くなってゴワゴワした感じがします。
(洗いものではよほど強い洗剤を使わない限りすぐもとの状態に戻ります)

(通常鍼灸師などは手の感覚を大事にするため、
このような作業は「ご法度」といわれたりすることもありますが、
私はむしろ手の感覚を磨くために、
やりたくないと感じることが多いのですが、
どんなことでも手を積極的に使うよう心がけています^^)



まずは手を丁寧に洗った後によくタオルで拭き取り、
その後『タオルの乾いたところで軽く擦る』ことを丁寧に行うのがいつもの方法です。

その後、手と手を合わせて揉むようにさすると発汗(不感蒸泄)や油が出てきて
潤ってくるのを感じます。またその時自分の手の感触を感じてみて下さい。
日々皮膚の感覚をなるべく感じるようにしてみてください。
自身の手で触っている自身の皮膚の感覚を感じるだけで皮膚は変化します。

私自身は、そのような感じで施術前の手の感触をつくっています。
そのときに前腕や二の腕から肩のほうまでさすり自身の腕全体の皮膚の状態を整えています。

また施術者により様々なご意見を伺うのですが、
私はオイルやクリーム類はめったに塗りません。
施術するときの感覚が表面がコーティングされてしまいいつもの感覚と異なるのが
少し気になるからです。
いつもどうりの自然な状態のままの手が一番わかりやすいと感じるためです。

御自身に合ったその時々のオイルやクリームの使い方を感じてみて下さい。
参考になればと思い書いてみました。


その他、
座った状態での仕事などをしているときは、足首を数時間に一度回したり、
足の皮膚を擦ったりします。
たったこれだけのことでも皮膚の表面の寒えを抜くことができます。

マッサージの軽擦というはじめの段階の刺激もまずは表面の寒えを取り除くと
いう大事なことなのです。





東洋医学では皮膚は肺の一部(延長)です。
皮膚呼吸や発汗(不感蒸泄)は肺の働きと密接に関係しています。
発汗(不感蒸泄)調整は肺の働きと考えます。

乾布摩擦での皮膚の刺激により、肺を丈夫にして風邪をひきにくいからだを
つくるというのは日常の生活の知恵と重なったもので、
昔から肺の機能を強くすることが知られています。
同様のことが東洋医学の書物では書かれています。

アトピー性皮膚炎の出ている皮膚の部分と症状が出ていない皮膚を比べて細かく
みてゆくと、健康な皮膚にみえるところでもしっかり発汗(不感蒸泄)をしているところと、
発汗(不感蒸泄)をしていないところがあります。

夏が過ぎ秋が深まるにつれ、下半身の足の表皮から寒えが入り、
夏のように自然と発汗(不感蒸泄)できる状態とは異なり、
下半身からの発汗(不感蒸泄)が減少します。
ひどくなると皮膚にカサツキ・乾燥が出てきます。

気温が下がる冬場はとくに足の表皮の症状が出ていない部分の
乾布摩擦のマッサージをすることにより、下半身の発汗(不感蒸泄)を促してあげると、
アトピー性皮膚炎の出ている皮膚の部分の負担が減らすことができ、
症状を緩和することができます。

そしてそのようなからだ全体をみて肺の機能を高め、
他の臓腑とのバランスをとってゆくことが、
アトピー性皮膚炎の出ないからだへの体質改善につながってきます。


下半身やアトピー性皮膚炎の出ていないところの皮膚刺激もとても重要なことなのです。





 

2014.09.27 Saturday 13:42

『アトピー性皮膚炎と季節ごとの治療』

いきなりの夏から秋が深まりが早いせいか、
ここのところアトピー性皮膚炎の初診の患者さんが多く来院されました。
東洋医学の季節と共に変化するからだの状態に合わせて、
どのように施術をおこなっているのか?
少し書いてみました。


『アトピー性皮膚炎と季節ごとの治療』

体質改善や慢性病は、その時の季節ごとに合わせた治療をしてゆかなくてはなりません。


例えば、アトピー性皮膚炎の赤みがある状態から(湿熱 風熱)を取り除いてゆくと、
赤みが引いてきて、皮膚のごわごわした硬い感じの状態から、次第に柔らかい通常の皮膚に
変わってきます。

(いまこの文章を書いている現在は、秋です。2014年9月22日、今年は8月の下旬
あたりからの8月の真夏の暑さからいきなりかなり気温が下がり、うちの温度計では
二十三度や一度という日がいきなりきて、その後9月の残暑は全くといってないほど通常の
10月下旬のさわやかな乾燥した秋の季節になってしまいました。)

8月はまだ暑かったのと、まずアトピー性皮膚炎の痒さの元の熱を抜くために
ごくごく軽い接触鍼や散鍼を繰り返してゆきます。

(暑い季節に熱を抜くのは身体には負担にならないので「順」です。)

また合穴を中心に胃腸に溜まったものを抜いてゆきます。
井穴や八邪八風穴からもアトピー性皮膚炎の出ている手の邪を抜いてゆきます。

いきなり9月になって肌寒く感じる夜の気候になったので、

皮膚が表寒にやられて発汗ができなくなる風寒束肺 主に太陽病も積もりの方が多くなりました。

自ずと『水』が抜けないので、浮腫みが増します。

9月の中旬頃には女性の足の浮腫みがある人が増えます。

夏は暑いので発汗が多く自動的に『水』は抜けますが、

表寒に襲われ発汗できないところがからだの部分々に出てきます。

大概は足です。

頭は汗をかいているのに、足は発汗していないという方がここのところ多くみられました。


全ての治療過程において必要なのは一連の皮膚刺激。または気功による体表から離れた表邪を払う。

皮膚にごくごく軽く、ミルフィユのような細かな襞(ヒダ)状になった

皮膚に施術者の手を軽く圧着させて皮膚をさすらず、前後や左右に早く動かしたりして
ごくごく軽い振動を感じる振動覚にアプローチする。
叩打法というのも一種の振動覚にリズムよくアプローチする方法です。

腱(靭帯)部分にこの振動覚アプローチを行うと筋がかなり疾く緩む。

腱反射もこの原理です。

肘頭や膝蓋骨、外果、内果などの骨の出っ張り部分もよく反応してくれます。




1 熱が抜け手の浮腫みが少し治まる。
2 赤みが治まる。(手が白みが強くなる)
3 さらに水を抜く。 (浮腫み具合により)



秋が深まるにつれ、これから寒くなってくる季節。

昨年より冷え症になった感じがするかもしれません。

そろそろ。。。。

本格的な降り積もった冬の寒えを抜くためには、

お灸が一番です。



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葛西駅 ほうらい鍼灸 九鍼堂


はり・きゅう・気功・整体 ご予約 
漢方薬・ホメオパシー 03-5676-5900
http://kyushindo.feel-hariq.com/  feel@feel-hariq.com

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2014.08.18 Monday 16:52

お灸をする場所(ツボ 穴)

◆お灸をする場所(ツボ 穴)

日経新聞より。
『肌のへこみ部分がツボ』

 

自宅で簡単「セルフお灸」 ツボの位置、やり方は 
疲れた体 リラックス



お灸をする場所(ツボや穴)というところは、凹凸でいえば凹の部分がまず行う場所です。

凝りではなく、
ホントに使うのは、『肌のへこみ凹部分のツボ』です!

ぜひ凹凸のツボの違いを感じてみて下さい!

よく凝りを求めて、皮膚の表面が脹っていて、
中のほうが硬い硬結というものを探す方が
いらっしゃいますが、
鍼灸師は凹・凸を虚・実という言葉で考え使い分けます。


虚 ・・・ 凹 へこんだところ   補(ほ)  気血を補う。
実 ・・・ 凸 張った硬いところ  瀉(しゃ) 邪気を除く。

通常の台座灸と言われるせんねん灸などの間接灸は、からだの気を補うのに適しています。

直接灸といわれるヤケドどつくり排膿することで、
からだのよくないもの(邪気)を除くために行うのとは正反対のものです。

通常、ご自宅で間接灸を行う場合は、補法というからだの気血(エネルギー)を増すために
ぜひとも凹の穴を求めて行ってみて下さい。

からだが何となく自然と軽くなる感じがしたり、気力が増す感じがわかるようになればしめたものです。
実という硬い凝りの部分に間接灸を行うと、邪気が抜けきれないために騒ぎ出しなんとなくイヤな感じになります。

肌のへこみ、皮膚が脹っていない穴ぼこなので経穴といわれます。

ぜひ凹凸のツボの違いを感じてみて下さい!



葛西駅 ほうらい鍼灸 九鍼堂

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2014.08.02 Saturday 09:35

◆日本の民間薬草の王者 『どくだみ』『十薬』『重薬』

◆日本の民間薬草の王者

『どくだみ』『十薬』『重薬』


水毒抜き、デトックス、には『どくだみ』がおすすめです!

梅干し同様に6月に採るものや準備するものは、
夏の暑さに向けての予防と養生の知恵です。

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日本では、どこにでも生えていて手に入れやすい薬草の代表です、
しかし他の薬草の例にもれず雑草に分類されてしまう『どくだみ』です。

日本では古くから民間薬として、
『十薬』『重薬』という呼ばれかたをしていました。

漢方の世界では、
「漢方薬」というより、「民間薬」と呼ばれていて、
少し軽くみられてしまうのですが、
湿度が高く、蒸し暑い日本の気候の、
湿(水毒)が溜まりやすい身体には、
『どくだみ』による毒消し(利尿作用)による
水毒抜きには日頃お茶替りに飲むのに良いとされる薬草です。

 そのような理由で長年「民間薬」として親しまれ続けてきたのだと思います。


「民間薬」に分類されてしまうというのは、

速効性に乏しい。
長期間の体質改善のため。

などと、現在でも化学的な薬利作用が少ない(危険度が低い)と
思われているのが原因のようです。



ところが、

漢方薬の世界では昔から『上薬』といわれる分類には、
毒性が比較的少なく、長期間服用してもからだを害さない
ものが『上薬』とされています。

『食べ物に近いものが良いもの』とされているのです。
(長期間服用してもからだを傷つけることが少ない)

効果が高いもの(薬理作用が強)はそれだけ毒性(薬性)も高いので、
すぐに効果が出やすい。

昔から漢方の世界では、効き目の強いものは『下薬』に分類されます。


漢方薬の世界では、
効き目が強い薬よりも、

からだに優しい薬が『上物』ということです。



その「民間薬」の代表といわれる『どくだみ』なのですが、
もちろん薬効的にはかなりのものがあると感じます。

私が思うのは、
草刈りなどで『どくだみ』のあの独特のアロマ効果を持続的に嗅ぎ続けると、
『どくだみ茶』として飲むより、強烈に強く作用する感じがします。

まず、トイレが近くなる。
好転的反応的にアトピーが悪化したようになる方、
痛風の発作や関節の痛みが出たりする方などと。。。

特に身体に湿(水毒)が溜まっている時ほど、あの独特の香りを嗅ぐと
反応が出る方が多いようです。
また嫌な匂いに感じるのも強く(嗅いでられない感じに)なるようです。
『どくだみ茶』のほうがむしろマイルドかもしれません。


『食養生』という『さらなる上物』を摂り続けるのとは違い、
民間薬といえども副作用もあるので、ガブガブ飲むというより、
お茶やコーヒー替りとしてたまに続けて飲むこともよいと思います。
(気長に体質改善です)
また、はじめは「薄めの煎じ」から試してみるといいと思います。


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★以下の方には、注意が必要です!!



※腎臓機能が低下しがちな、高齢者や腎機能疾患の患者さんには不向きです。

『どくだみ』にはカリウムが高濃度に含まれています。
腎臓機能に障害がある人は、体内に取り込まれたカリウムが尿として排出できません。
すると、高カリウム血症を引き起こし、ひどい場合は生命の危険にもさらされます。

従って『腎臓機能が低下している状態の時』には、
どくだみ茶の飲用には注意しましょう。


『どくだみ』は汗(毛穴)からの解毒というよりも、
利尿作用により、尿からの解毒が主体となるものです。

腎臓機能が弱い方は、
まず冷えをとりながらの発汗による解毒を少しずつするほうが、
腎臓の負担が少ないのでおすすめです。

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最近では、『どくだみ』『十薬』には以下のような作用があるといわれています。

★主に湿(水毒)が関係するもの。 
水毒抜き(解毒)。デトックス効果。


抗酸化作用
毛細血管を強化する
動脈硬化を予防する
高血圧を予防する
糖尿病予防
蓄膿症予防
アトピー性皮膚炎
花粉症などのアレルギー
生理不順や生理痛の解消
ニキビや吹き出物対策
むくみ解消
血行改善による肩こり解消
便秘解消
疲労回復
冷え症予防



そして、女性には、

身体の中の老廃物が排出されて血液がキレイになることで、
ニキビや吹き出物などの肌荒れが改善し、
肌トラブルを起こしにくい肌質に改善。

『美容・皮膚がキレイになる』ともいわれよく紹介されています。


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★含有フラボノイドとしては、

デカノイルアセトアルデヒド・・・殺菌作用
クエルシトリン・・・強い利尿作用・血圧低下作用
イソクエルシトリン・・・血液サラサラ作用

  ★カフェインは含まれていません。



◇利尿、高血圧、便秘、淋疾、蓄膿症、痔瘻など。
生の葉は火であぶり、切り傷や化膿症、おできなどに外用薬として。
耳や鼻、皮膚の病には汁を使うことも。
全草は開花期(6月の半ば頃)にとって日干しにして煎じる。

※梅干し同様に6月に採るものや準備するものは、
夏の暑さに向けての養生の知恵です。

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2014.07.30 Wednesday 20:56

​◆ 12原穴診断治療法 (手足に病は隠れています)

12原穴診断治療法

手足、指の爪先から内臓までつながる
気血の流れを調えて、

自然体のからだをつくりましょう(^^)

手足を診て体の不調(バランス)を調えます。 
(手足に病は隠れています)


上下・左右の手首・足首の関節の位置が良くなれば、
からだのバランスは整います。

鍼灸の古くから続く、速効性の感じられる
原穴診による身体の陰・陽を調える本治法です。

手首・足首の動きは身体の重要な目安です。

─ その日その時のからだの動きかたの調子と、
内臓働き密接な関係です ─ 



12原穴診断治療法





◆ 夏の漢方薬のおすすめ!

近年では夏の熱中症(暑邪)予防として即効性の出やすい「生脈散」という処

方がよく使われています。中国では点滴に混ぜて使われることもあるようです。


「生脈散」は「麦味散」というメーカー名で市販されています。
汗をかいて夏バテ気味で元気がないときに服用すると、
からだとあっている場合は(潤い不足による肺と心の機能低下)4〜5時間後には

著効が出ます。
夏バテや汗のかき過ぎによるだるさがなくなり、疲れ方が変わります。

夏の炎天下の熱中症(暑邪)予防にぜひおすすめです!

また、夏の暑邪が身体に残っていて乾燥し始めた秋口になると
瘧(ぎゃく)という風邪の一種になる場合があります。
秋口の瘧の予防にもなるためぜひお試し下さい(^^)



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葛西駅 ほうらい鍼灸 九鍼堂


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漢方薬・ホメオパシー 03-5676-5900
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2014.06.21 Saturday 19:43

『お灸でかぜを抜く』


『自分でお灸』さらに効果的に!

 お灸でかぜを抜く基本的なツボ。

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今回は、

『お灸でかぜを抜く』

となりますが、

前のシャワーや入浴、運動などと比べて少し専門的となりますが、
要領は難しくはございません。

一度覚えてしまえば誰でも自宅で実践できる養生法です。

『かぜ』『寒熱病』を癒す。

古来より、最も基本的な方法です。

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はじめにお灸をするツボを
まとめます。

お灸で『風邪』を抜く。

『大椎』のお灸で『かぜを抜く』

その後に、

『長強』のお灸で上下のバランスを取る。

だけです。

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『大椎』に『年齢の数のお灸』をする。



『大椎』に多壮灸する。
(たそうきゅう たくさんお灸するという意味)


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『大椎』というツボは、
手の指から顔まで繋がっている気の流れ、の合流ポイントになるところです。
電車でいえばターミナル・乗り換え駅、飛行機ならハブ空港となる重要な
ツボになります。よって渋滞しやすい場所(ツボ)です。

昔から、大腸と小腸と三焦という3つの経脈が合流するところなので
とても重要な診断と治療のポイントになっています。

骨では、頚椎(首の骨、7個)と
胸椎(胸の骨、12個)
の境目になるので

からだの使い方の偏りなどでも、
上下左右に偏位しやすく、
指から首にかけての気の流れを調性するツボ
または、診断点となる場所です。

(手から頭にかけての熱を抜くときに良く使われます、
大腸、小腸、三焦の余分な気・熱がうっ滞しやすいところです)

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まず風邪を抜こうと思ったときに、
はじめの選択になる良いツボです。

大椎、(風府)、(風池)、長強

大椎(だいつい)
(風府)(ふうふ)
(風池)(ふうち)
長強(ちょうきょう)

以上は『かぜ』の治療のときにまずはじめに
よく診断や治療に使われる基本的なツボです。

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上の「風府」と「風池」の()は、髪の毛の生え際の中にあるので、
通常は直接皮膚にお灸ができないところなので()書きにしました。

ですので、実際にお灸をするのは、

『大椎』というツボと『長強』というツボのみとなります。

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よく実際の鍼灸では、風府や風池は、直接皮膚にお灸ができないので、
温灸(棒灸)などで温める治療法や散鍼(チクチクと鍼の先を当てるだけ)や、
火鍼(火であぶった鍼)などの治療を行います。

これが葛根湯や桂枝湯などの漢方薬を服用せずに、
同様のことをはり・きゅうで行う治療法です。(発汗法)


『かぜ』の初期には首筋を温めると発汗を促しやすくとても心地良く感じられます。
風府や風池はよく絞った蒸しタオルなどで温めると
『温灸』と同様な効果が得られます。

特に風府や風池というツボは『かぜ』の溜まる部分と言われます。
頭と首の境目にあたりになり、首筋〜頭にかけての凝りや脹り、
ブヨブヨと水が溜まっていたりと、触った感じで、
『かぜ』の溜まり具合をみることができます。


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『手順』

1、首すじ〜後頭部にかけてざっとコリや脹りをみてゆく、

(また、胸から手の親指の付け根にかけての肺の経絡を撫で擦り、
肺の経絡の緊張具合などをみると現在の肺の状態も掴みやすくなります)。

2、首すじから後頭部のところに蒸しタオルを当てる。
風府や風池のツボのお灸の替わりです。
(心地良く感じるところがよいです。無ければ省略)

3、大椎(首の下のところにある背骨上にある)にお灸する。
(『かぜ』があるとチクッとする感じが強いことが多い)

◆お灸の大原則の
『熱く感じる時は、熱く感じなくなるまで』
『熱く感じない時は、熱さを感じるまで』
を目安に多壮灸(1壮、2壮ではなく多めなので年齢を目安にと言います)
『その場合、チクッとする熱さが強いときは5〜10秒位で取り除き、
次のお灸をのせることを繰り返す』

4、少し熱が上がる感じがして、ボーっとする感じになり、
汗が出るか出ないか位が調度良いところです。

4-2※ 少し中級向けになりますのでこの部分は、
慣れるまでは、省略してもかまいません。
以下参照。

5、最後に、長強(腰の下、尾てい骨の先端にある)にお灸する。

こちらは下半身や腰に寒えがあるとかなりチクッと熱く感じる
ことが多いツボです。はじめのうちはからだの様子をみながら、
『チクッと熱くなって5〜10秒で取り除く』
ことを2〜3壮位おこなってください。

(発汗し、頭のほうに気を集めるために
体の上にある大椎というツボにお灸をしましたが、
今度は、同じ背骨上のからだの下部の長強というツボで
気を引き下げてバランスをとってあげます)

6、さらに、余裕がありましたら、
その後にゆったりと
足湯または脚湯をするとさらに良いです。

足湯・・・足首まで(頭の熱をさらに抜くとき)

脚湯・・・ふくらはぎ〜膝下くらいまで(胃腸に入ったかぜを抜くとき)

と区別してやると効果が更に上がります。


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※(4-2)、背中のお灸で内臓を調える。

以上だけでも良いのですが、4の後に、
背中全体を大きく見て、背中のツボの凹凸を見てゆきます。
背中の陥んでいる、凹のツボをいくつか見つける。
(このときの背骨の高さの位置により、各臓腑との関連を診ます)
数箇所選んでそこには2〜3壮ずつお灸をしてゆきます。
左右を比べてみて、押したり揉んだりして脹りの少ない側になります。
(うまく行うと反対側の脹りのある凸のツボが緩み、
凝り、脹りはなくなります)



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以上で大椎と長強のお灸で風邪(カゼ、ふうじゃ)を抜き、
(内臓のバランスを整える ※4-2)という
『かぜ』(寒熱病)の、
脊柱(背骨)の流れを調えることによる治療法を少し具体的に
紹介させて頂きました。


初めて自宅でお灸をされる方は、
誰でもできる背中のマッサージ同様、
背中のお灸から始められる方が多いようです。

その際に少しだけ効果的に・・・、
大椎と長強というツボが加えただけのものです。
古から続く誰でもできる養生法に、
具体的なからだのみかたを追加し、
よく伺うご質問の一つとして書かせて頂きました。
遅くなりまして申し訳ございません<(_ _)>

日々のおからだのお手入れに活用してみてください。

お灸は少しずつですが、続けてゆくとコツが分ってきます。
日々のからだの変化や季節の変化と対話するように
リラックスして行ってみて下さい。



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【参考】

◆自宅での風邪(カゼ、ふうじゃ)の治療法(養生法)

『灸寒熱之法』・・・『素問』骨空論篇(60)
『鍼灸甲乙経』巻之八 五臓傳病発寒熱第一 上・下


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当院では定期的に一般の方向けに
『自分でできるお灸』や『からだのみかた』
の講習会も行っています。

是非、参加してみて下さい<(_ _)>



また、江東区民まつりでは毎年、東洋医学相談、
お灸のやり方等をご説明させていだたいております。
どうぞお気軽にご利用下さい。
 

自分でできる治療と養生

http://kyushindo.feel-hariq.com/jibun%20yojyo/jibundeyousiou.html

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ぜひ、当院でハリやお灸のからだに優しい
(痛みがほとんど感じません^^)
伝統的なハリとお灸による治療法を体感してみて下さい。


葛西 ほうらい鍼灸 九鍼堂  03-5676-5900

2014.06.19 Thursday 23:38

『シャワーで風邪を抜く』

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『少し熱く感じるシャワーで、初期の風邪を抜く!』

『体表・皮膚から邪を抜く』古からのデトックス。

自宅で簡単に誰でもできる
初期のカゼを抜く方法。

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東洋医学ではカゼ『風邪』は
体表(皮膚) → 体内(内臓)に
入ってゆくと考えています。

よくカゼには『葛根湯』や『桂枝湯』というのは、
体表(皮膚)にカゼ(冷え)が入った状態に
発汗させて抜くという状態(時期)のことです。


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(専門的には『太陽病』といったり、
『傷寒、寒熱病の初期』などといったりして、
『表寒証』といわれるものです)

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要するに発汗してカゼが抜ければよいので、
他にも体表(皮膚)を刺激することなら、

乾布摩擦、
単なる運動、
入浴・サウナ

で発汗することでもいいのです。

また、カレーなどを食べてスパイス・香辛料

で発汗させるのも同様です。

(この時、体表に強い寒えがあると
なかなか汗が出にくい状態となっています)


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実際のはり・きゅうの治療では、『散鍼』といわれる方法が使われます。
ハリ先を皮膚にほとんど刺さずに、
「チョン、チョン、チョン』とリズミカルに刺激してゆき
『寒えの邪』を抜く方法が
用いられたりします。

その他にハリでは、最近、美容やエステでも取り入れられている
ローラー式のはり、小児鍼、てい鍼と呼ばれる、
刺さないでツボや経絡を刺激するのみの治療法を用いたりします。

これらを行うときには、
体表(皮膚)の冷えがあると、
受ける側は、

「チクチクする感じが異様に強く感じます」。

(皮膚上に感覚異常や体表(皮膚)温度の異常のある箇所ができる)
このチクチク感は、
すごくイヤな感じがし、痛みが強く感じることが多いです。
寒えが強いほど知覚異常は強くなるからです。
実際にこういった皮膚の部分は他人から触れられるのを嫌がり、
自分でも無意識的に触れるのを避けている
からだの箇所になっています。
(からだを洗うときに避けていたりする
→ 自分でのマッサージをあまりしていない箇所)


そして、
『風邪が出入りする際』には、『ゾクゾクッとする感じがする』と
私達が身近に感じることがらについても、
古い書物によく登場する言葉として、
様々なところに書かれています。

さらに強い長年の寒えになると、知覚麻痺の状態になってしまい、
逆に痛さもあまり感じず、
触れた感じさえもわかりにくい状態になってゆきます。

皮膚の角質化(足のかかとやタコなども、寒え=血行不良です)



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まず、自宅で誰でも簡単にできることは、
少し熱く、チクッと感じるシャワーで、
表寒(体表の寒え)を抜くことです。

体表(皮膚)の大切な働きは
外界からからだを守ること、
発汗による、体温調節・解毒などです。

からだのある部分の表面にこのような状態が起こると、
皮膚の異常な感覚は感じずとも、
無意識的(神経の伝達)には、
常に、脳には知覚が鈍いなどと、
感覚の異常のことはしっかり伝わっています。


私達のからだ全体の感覚としては、
『何だか不調な感じがする』と感じたり、
体温調節が働かないので、ひどくなると、
自律神経の失調状態になってしまいます。

慢性疲労感、いつもだるい、元気が出ない、
口数が減る(あまりしゃべりたくない)
抑欝感(発散できない状態、
汗が出ていないとそのような感覚になりやすいです)
など。

そのような意味で、皮膚(体表)、からだが
季節や外界、環境に適応できない状態なっていることを
東洋医学でいう『かぜ』
といっても差し支えないように思います。

古い書物によると季節・外界と体の適応状態が
どのようなバランス状態にあるかによって
治療法が異なるために
何度も、しきりにこのことは語られています。


私達は無意識的には、
常に環境の温度・湿度などに影響されています。
からだは時間や季節と共に変化しています。

(季節ごとの「平脈」といわれる、
季節に合ったからだの脈
標準な脈状がまず重要とされます)

さらに脈の状態やからだを細かくみると、
朝と夜では全く異なるようなからだになっていることは
自然な流れでもあります。




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体温調節や排毒の出来ない皮膚の状態が繰り返されると、
病が次第に内臓深くに入ってゆく。
東洋医学ではそのように考えているようです。

『カゼは万病のもと』

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上記のシャワーなどの『発汗法』でスッキリ感が出て、
体調が元に戻った感じになれば、カゼの初期の
『太陽病』だったということです。

それでも十分ではないと感じる場合は、
体内に入ったものを除かなければならない。
とみてゆきます。

そこから進んで他の状態になった場合、
いくつものカゼが重なっている場合など、
葛根湯や桂枝湯の『発汗法』ではカゼは抜けない、
ということです。

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からだの感覚に少しだけ目を向けてあげて、
毎日を過ごしていると、
小さなカゼを頻繁に引いていたりすることもあることに気づきます。

あまり汗をかいていないようでしたら、表寒(体表のかぜ)
が積もっているからだの状態かもしれません。
ぜひ試してみて下さい<(_ _)>


『未病』という独自の考え方で
季節ごとに変化する『からだの状態』と『風邪』を
みてゆくのが東洋医学のからだの観かたです。


ぜひ、当院でハリやお灸のからだに優しい
(痛みがほとんど感じません^^)
伝統的なハリとお灸による治療法を体感してみて下さい。


葛西 ほうらい鍼灸 九鍼堂  03-5676-5900


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2014.06.06 Friday 00:22

右側のハリで左側の病を治す?鍼の大要とは?

右側のハリで左側の病を治す?

アベコベなようなのですが、
鍼をするときの基本的な要点(ポイント)です。



病が右側にあるときは、反対の左側を治療するという・・・

からだの左右のバランス(陰・陽バランス)をとる治療法が
鍼治療ではよく使われます。

さらに、

病上にあるときは下に取り、病下にあるときは上に取るという

上下左右の陰・陽のバランスをとる伝統的な治療法をします。

このことは、
繆刺法巨刺法(びゅうしほう こしのほう)と呼ばれています。
ハリ治療の上では基本的で大変重要なことなのです。

ぜひ、当院でハリやお灸のからだに優しい
(痛みがあまりないです^^)
伝統的なハリとお灸による治療法を体感してみて下さい。


ほうらい鍼灸 九鍼堂 

鍼・灸で 『バランス経絡治療』  のご説明



こちらは少し専門的な説明です。<(_ _)>
左と右・上下について(東洋医学でいうからだのバランスとは何)


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『黄帝内経』『素問』を はじめから読んでゆきますと、
まず、自然の法則、養生法や陰陽の理論などから始り、
はじめてここで、実際のはりを刺すときの技術的なことと、
診察の大要が出てきます。
鍼灸(東洋医学)の基本的な有名な一節です。


『素問』陰陽応象大論篇(05)
原文



故善用鍼者 從陰引陽 從陽引陰 
以右治左 以左治右 
以我知彼 以表知裏 
以觀過與不及之理 
見微得過 用之不殆 


故に善く鍼を用うる者は、
陰より陽を引き、陽より陰を引く。
右を以て左を治し、左を以て右を治す。
我を以て彼を知り、表を以て裏を知る。
以て過と不及の理とを観(み)、
微を見て過を得れば、これを用いて殆うからず。


鍼法の運用の巧みな者は、
陰から陽分の邪を引き、陽から陰分の気を引く。
右側の鍼で、左側の病を治療し、
左側の鍼で、右側の病を治療する(繆刺法)
(自身を患者さんにたとえ)自身のバランスのとれた状態(中庸)によって病状を知り、
『表』(体表の状態)から、『裏』(心の内面・内臓)の状態を読み取り、
さらに太過と不及を判断する。
微かな体の變化から、未病(病の潜伏期)を見逃さず、病の経過(予後)がわかれば、
この段階で治療(鍼を用いること)ができるので、生命の危機にまで及ばない。


『類経』巻二十 三十、繆刺巨刺
 

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