2012.06.10 Sunday 09:05

『カラオケで歌った翌日のどの違和感』時。呼吸力アップ

   『カラオケで歌った翌日のどの違和感』時。

 患者さんのご要望により〜

 マッサージのはじめは肺をさすってあげる(軽擦)から。

 日頃、唄い慣れていなくお腹の力で唄っていないと肺やのどに余分な負担がかかります。
また、久しぶりの唄い過ぎで肺の力が低下しているかもしれません(^^♪

 肺や腎の活力を上げて呼吸を楽にしてあげましょう。
 呼吸器系が弱い方や呼吸力がなくだるさが出る(肺気虚)時のような
心肺機能や肺活量の低下時などのだるくてやる気が出ない時。
 近年話題の肺気腫や(COPD慢性閉塞性肺疾患)などにも活用できます。

 ツボ〜肺の経絡、腎の経絡

 胸の中府、雲門辺りに張り感があるときは軽くマッサージして胸筋を緩める。

 そのまま鎖骨沿いも軽くさする。(センキ、兪府、気戸─咳してユキ子のラインです)

 のどまわりをかるくさする(頚部リンパを軽擦)

 続く肺の経絡沿いの二の腕にある、上腕二頭筋の筋肉を軽く揉みほぐす。

 前腕の尺沢〜親指の先まで何度かさするように、軽擦する。

 背中の上部の風門、肺兪〜厥陰兪、心兪あたりまで軽擦する。

 その後

 背中─肺兪、腎兪、

 お腹─気海や関元にお灸して下腹部を軽くマッサージ

 足─大谿または復溜、照海 

 にお灸。(のどの炎症が強い時は然谷も指圧)


 
 子供さんは胸と背中の上部をさすってあげ、その後、手や足の肺と腎の経絡沿いをさすってあげる

だけで楽な呼吸になります。

 また一時的に薄荷油(アロマオイルのペパーミント)を部屋の香りとするのも呼吸が爽やかになります。
 

 肺の経絡は呼吸や精神面に関する繊細さがありますので、
通常は強く揉みほぐすというより、軽くさするぐらいの刺激がとても良いと思います。
 東洋医学では、肺は『矯臓』といわれデリケートとかきゃしゃな性質をもつものと考えられていた

り、色白で肌目の細かい肌質で、か細いイメージの方は肺の体質を多く持つとも考えています。


 ※ 復溜(腎臓の経絡にある肺のツボ、経金穴)

 ※ 照海(奇経八脈の治療で肺経の列缺穴と照海の組み合わせで、
 からだの全面中央を通る任脈と陰キョウ脈の治療で使われたり、
 のどの兪府との組み合わせて咽喉の治療に用いたりする。
 照海自体が腎臓の納気の力と関係していて咽の治療や扁桃腺の腫れなどにもよく用いられます)
 
 ※ 尺沢(肺の経絡にある腎のツボ、合水穴、咽を潤す時に用いたりします。五行の考え方では金
 属は水を生むと考えられていて実際に火を使って水と相殺してしまうお灸よりも、
 鍼や金属貼付の方が効果が出やすいと思います)


 
 〜東洋医学では皮膚というのは肺が主るものと考えています〜

 肺や皮膚はからだを内と外と隔ている境界ということ。接触、温度、痛覚などの感覚器官により外
界との交流をしている大事なものと考えています。
 そして外邪からの防御(免疫系という機能も)を行っているという大事な働きもあります。

 自律神経失調症などといわれるようなからだの不調には、温度感覚の低下(皮膚の感覚器官〜脳、視床下部体温中枢)や異常というものが大きな原因となっていることが多いです(エアコンなどの普及で外界の温度にからだが適応できないなど)

 からだを大きくみれば外界との境界は皮膚だけでなく空気と接することということで肺も皮膚の一
部で同じものと考えています。

 冬場の乾布摩擦で皮膚を刺激して丈夫にし、皮膚の感覚力を挙げて、免疫力をUPさせるというのはこういう肺と皮膚の力を挙げるという発想から来ています。

 からだ全体の皮膚をさするという簡単な刺激自体でも
呼吸を楽にゆったりとリラックスした状態にしますのでマッサージなどの導入時には軽擦というさす
る刺激から始めることが多いものです(コミュニケーションの始めは肺から)。

 『人の手で皮膚刺激をするものはすべて肺の治療が主体になっている』ともいえます。
 また、肺は『矯臓』という精神的に繊細な面も主っていますので、対人関係でうまくいっていない
ときなどに、肺の力を挙げてあげる軽擦の治療法が効を奏すこともよくみられます。




 『吐故納新─とこのうしん』

 唄ったり、しゃべったりすることは肺の力を使います(横隔膜やお腹の力の呼吸力)。
肺には魄(はく)という五?が宿っていると考えられています。

 肺は呼吸のうち『息を吐く力』(呼気)の主体です。

 逆に『吸う力は』(吸気)は腎の力で『納気』(気をお腹や腰に納めるお腹の力)と考えられてい

ます。

 「フッ!」とか「ハッ!」

 と息を吐きながら力を出す時のことを

 肺の『魄気』の力とも言います。

 『矯臓』とは反対に、肺のもつ力強い精神面です。
 (肺が強いということは、武道などでも吐く力が強いということで、
その裏付けはお腹の力(腎)になります)



 気功や神仙思想などでは吐故納新(とこのうしん、故きを吐きて新きを納る。)といわれ、
もともと『荘子』の中の刻意篇に出てくる言葉です。

 『旧弊を捨て新しいものを取り入れる』という意味で使われるのが一般的のようですが、
単なる『出し入れする』という意味も重要で、

 「体内のよごれた気を吐き出し、きれいな気を吸いこむ」

という呼吸に関しての大事なことばともなっています。

  本来、呼吸というのは意識せず何気なくリラックスしてできるのが最上だと言われます。

 あまり意識せず楽に呼吸できれば、

 体の不純物(濁気)が外に出せ、(清)きれいな気を取り入れることができ、

 心身共に健康な状態が保て長寿になる。という古代中国の神仙思想の考え方です。



 息が詰まりそうな時は呼吸が浅くなっていることもあります。

 たまに大きくゆったりと深呼吸で『吐故納新─とこのうしん』して

 「体内のよごれた気を吐ききり、爽やかできれいな気を吸いこむことで」

 気分転換(リフレッシュ)するのもいいかもしれません(^^♪






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