2017.02.07 Tuesday 17:10

◆『感じるお灸 効果的なお灸のやり方』3

 

 

こんにちは田中です。

 

前回までのおさらいです。

同じ温度のお灸で感じる熱さや温かさの感覚の違いが、

その日、その時のからだの状態の目安になるということでした。


具体的には、

 

お灸をした時の熱さの感じの違いを、

1 チクっと熱い。感じ。 → 表面の冷え

2 ほんのりと温かい。感じ。 → 体内深くの冷え

3 熱さを感じない。 → 感覚麻痺 病が深い


以上の3つに分けて感じてみる。というところまでです。


今回は、

からだの場所で冷えやすいといわれるところのお話をしてゆきます。

 

からだの部分でいうと、骨のでっぱり、(凸)の部分です。

 

もっというと肘の先端、膝頭(膝のお皿)、内と外のくるぶしの骨が代表です。

 

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骨が皮下直下に触れるところを身体の構造でみてみると、
筋肉活動で発生する熱を放散するためには重要な部分です。

 

その他鎖骨もそうです。脳の熱化を防ぐため首の周囲は静脈も発達しています。
それには放熱機構としての意味もあるのです。

 

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ですので逆に言うと、

膝の曲げ伸ばしなどで腿(ふともも)の筋肉を余り使わないと
冷えやすいところとなってしまうのです。

 

そして血行不良があれば関連する胃腸の働きも悪いというのが東洋医学の考えです。

 

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試しにまず肘、膝のお皿の上の中央あたりの皮膚が薄くペコペコして、

凹のところにお灸をしてみてください。

大概の方はお灸をしていることすらわからないくらい熱さや温かさの感覚は
感じないと思います。


感覚の神経が麻痺して感じなくなっているところです。

 

前回お話した

 

3 熱さを感じない。 → 感覚麻痺 病が深い

 

というからだの部分です。

 

 

こういったからだの場所は
黒ずんで、シワが深くなっていたり、色素沈着で黒ずみや白く粉の吹いたように
カサツキが起きていたりしていることも多いところです。

 

こういった皮膚は他の部分とことなり、皮膚呼吸、発汗ができず、
皮下の血流も少なくなっているので冷たいです。

 

ときには爪で軽くつねってみても痛さはほとんど感じないことも多いです。

鍼灸師はこういった皮膚上の部分をみつけて、そこに皮膚呼吸ができて発汗し
解毒できやすい皮膚にしてゆきます。


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膝頭の周囲のお灸は胃腸の働きをよくするツボの代表です。

 

松尾芭蕉の奥の細道にも登場する、有名なあしさんり(足三里)というツボも
あります。

 

外側にはようりょうせん(陽陵泉)という消化を助ける胆のうのツボも
あります。

 

 

  鍼灸の経穴といわれるツボでは、

指の先端から肘や膝にかけてはグラデーションのように作用の違いがあり、
使い方を分けています。

 

指先は頭や顔に関係が深く、

 

肘や膝は胴体の中にある内臓と関係しているとみます。

 

指先の先端から肘や膝の関節の部分までを

一つの身体全体にみたてているのです。

 

 

ちなみに手首、足首は、首というだけあって、そのまま首と関連しているとみます。

 

 

首の凝りをとるために、手首や足首にブレスレットやアンクレット
みたいなものを巻いたりします。


ドラッグストアなどでも売っていたりしますが、そのような理屈です。

 

通常は一番凝っている(関節が太くなっている)ところに巻きたくなりますが、
鍼灸師は左右手首足首を比べて一番細い部分に巻いてバランスをとってあげる
というやり方をするのが本来のオーソドックスな方法です。

 

 

鍼でも凝り固まって痛そうなところをやわらげるためには、

 

そこは後回しです。

 

まずは他の場所に鍼をするところを求めるのが第一の選択です。

 

そうでないと単なる痛いだけ、

 

もしくは、痛気持ちいいで終わってしまうからです。


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話を戻します。

 

肘や膝の関節付近のツボは、合穴(ごうけつ)と呼ばれます。


内臓や胃腸のからだにとって不必要なものである食積(食べ物の残り)を取り除いたり、

水滞といわれる水(リンパ液など)のうっ滞を取り除くのに特化したツボです。

 

なるべくうっ滞や冷えがないほうがいい場所です。


肘先や膝の先端付近の凹のところにお灸をして、

冬場の足元からの冷えと 腕から首、頭にかけての冷えを

皮膚呼吸ができるように常に抜いてあげるといいです。

 

日々その部分のお灸のあつさ具合を確認するだけでも、

毎日働き続けている胃腸の負担を軽くできますよ ^^

 

 


以下、ツボを見分ける方法です。参考にしてみてくださいね。

 


◆お灸をする場所(ツボ 穴)
http://kyushindoblog.feel-hariq.com/?eid=32

 

◆日経新聞より。『肌のへこみ部分がツボ』

 

 

 

次回はお灸をするときの注意、原則的なことについて

お話させていただきます。

 

 

予定は、

 

上〜下
左右を比べて凹の側から
壮数など
前回の膝ガシラのお灸の熱さを感じるまで。

 

です。よろしくお願いします<(_ _)>

 

 

 


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