こんにちは、今年に入って寒波が続いています。
当院の患者さんでは、目の周囲や目尻の痒みを訴える患者さんが例年よりも、
多く感じています。
細かくからだをみてみると、鼻水やくしゃみなどの漢方的には三焦が関連の強い風邪のタイプです。
それと例年より多いのは、手の表寒(冷え)がかなり強い方が多いです。
ひどい方はしもやけ様になっており、冷えが転じて熱化しています。
これが残ったまま三月を迎えると花粉症がひどくなります。
この場合、指先がパンパンに脹っていて水(リンパ腋や血液)がスムーズに流れていない状態です。
ひどい場合はひび割れ、あかぎれになっていてそこまでなっていなくても、爪周囲が角質化したり、
爪の甘皮部分も堅くどす黒くなっていて爪周囲から発汗や皮膚呼吸ができず厚く覆いかぶさってしまっています。
こうなっていると頭皮からの発汗もできず、顔全体の水分量も多くなってしまうので、
指先と関連する頭や顔、とくにまぶたや顔全体の皮下に水が溜まりが少しむくんでいる状態です。
指先や頭皮を乾布摩擦のように皮膚表面上を軽い刺激で発汗や皮膚呼吸ができるように、
してあげるのが大事です。
1月、2月の冷たい寒さは、寒冷刺激によりすぐに皮膚呼吸や発汗ができにくくなります。
寒冷湿疹といわれるものの病態もこのような感じのものが多いです。
発汗できないことによる皮膚の痒みやカサツキがからだの皮膚のあちこちで起こっています。
漢方では皮膚を丈夫にすることは、肺を丈夫にすることです。
乾布摩擦のように体表(皮膚)を軽く常に擦ってあげることで、体表(皮膚)に入った、
冷えが取り除けます。
カサツキや白く粉が吹いたようになっている部分、角質化したり、
黒ずんで硬くなっている皮膚をさすって、
もとどうりのきれいなピンク色の潤いのある
皮膚にしてあげてください。
それとうがいのほうも毎日多めにお願いします<(_ _)>
当院ではこの時期、
手足の指先から冷えの寒邪を除く = 頭からも発汗
の伝統的なお灸療法を積極的にやっています。
ぜひ、寒いこの時期にこそおすすめです。
春になったときに、花粉症をはじめからだの不調を感じないために、
お灸による表寒、冷えとりをお試し下さ〜い^^
お灸で寒さ、風邪に負けないからだをつくりましょう^^
ほうらい はり・きゅう 九鍼堂
03-5676-5900
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