2015.06.10 Wednesday 21:39

手足の左右差、足を組むこと。悪いこと? それと猫背^^

今日の講習会でご質問を受けた内容です。


手足の左右差、足を組むこと。悪いこと?
それと猫背^^


ツボ、手や足の左右差を比べる。
ということを話すなかで、よく受ける内容のご質問です。



バレーボールをやっているという50代位?の女性方でした。

運動指導の方か、治療院の方かは伺わなかったのですが、

左の腕全体の筋力が右と比べて弱いので強化するように言われたそうです。
そして無理して使いずらい左の腕の筋力アップをした。
無理して筋トレをやったので余計に肩を壊してしまった。

そのことで私はからだのことがよくわからなくなりました。

そして、そのことと関連して私の聞きたいことは、

私自身、足を組む癖があるが、足を組んでいいものなのか?


というご質問でした。


(パッとみても、この女性の方の背骨の腰椎の前弯(S状のわん曲)がかなり、
強すぎる状態です。顔の色も黒っぽくまさしく腎、腰回りの力がなくなっています)



私:
足を組みたいと感じるのは、そうすると身体が楽だからです。
はじめのうちは無理して組むのを止めようとせず、
いつもやる側を存分に組んだら、

今度は、必ず忘れずに反対のやりにくい側の足も組んであげましょう。



そうすれば、バランスが自然ととれます。
両方の足をやりやすい、やりにくいの差が少なく同じように組みやすくなれば、
からだの捻れが自分で修正されているはずです。
それが本来無意識的に自然に行っているストレッチや運動療法です。
そういったからだの考え方を実践すれば、
それは、もう立派な気功法であり、捻りの姿勢のヨガです。

足を組みたいというものは、
本来は自然とお尻の殿筋のストレッチをしているのと同じです。
そういう身体の無意識的な欲求です。



もっというと股関節や太ももの筋肉も伸ばしてリラックスしようとしている姿勢です。
本来、そのようなからだの自然な反応なのです。

そして左右に足を十分組んで股関節や腰の捻れの動きに左右差が少なくなり、関節の硬さが

とれて左右の柔軟性がほどよくなると、一般的に良いといわれる背骨をまっすぐな姿勢をし

てもあまり苦痛ではなくなります。
左右の股関節を中心とした柔軟性を取り戻したからです。


普通は準備体操ですることを、
長い時間自分で足を組むということで行っているようなことなのです。

ですけど、今は片方の足しか柔軟体操をしてない状態です。

運動前の準備運動でも必ず片方をやったら、片方もやるはずです。
それを日常の動きではしていないだけです。


よい姿勢というものを意識し続けることは大事なのですが、
苦しい時もあります。その時は、いったん苦しい姿勢はあきらめて、
楽な姿勢を存分にとってあげて、
今までその姿勢を保ってくれた筋肉を緩めてあげることです。
ごくごく軽い腕回し、腰回し、足首回し、
やりやすい側から存分にしてあげ、その後動きにくい側を
やれば十分ヨガであり気功(導引)です。



本来はよい姿勢というものは苦痛なものではなく、
一直線上の棒が立った重心が前後左右に微妙に動き絶えず微妙に修正をできる
リラックスした直立不動な姿勢です。
一本の棒のような状態で重心が一直線上にあれば、
周囲の筋肉はそれほど強い力で支えなくてもよくなります。
その状態をたまに確認してあげるのが気功やヨガ、
運動療法でからだの不調を改善するという昔からの知恵です。


直立不動というと、ちょっとでも動いてはいけない!
と思うかもしれませんが、そうではないです。
気功(導引)やヨガ的、武道の動きでいわれることは、
リラックスした心地よい姿勢だからそれをしたくなるのです。
もっと言えばリラックスとごく軽い緊張です。
ブラブラ状態からスッと瞬発的に動けるような状態をつくることです。

そのリラックスとほんの少しの緊張状態をつくることが、
本来の体育というものだと思います。
ケガをしにくいからだというのは柔軟性のある身体です。

どんなスポーツ、日常の動きでも、
なるべく故障のしにくい、筋肉や関節に負担を掛けない動き方を少しだけ
御自身で工夫して頂き日常生活の動きに取り入れれば、
それはもう武道というものと同じことをしているのだと思います。


そのような準備体操のような状態ができあがると、
からだの重心が頭、背骨、骨盤、足とまっすぐな姿勢のほうが楽だとわかります。

そしてそのからだの状態になったときには、足を組みたいとは思わなくなります。

しかし、長年のそうしたクセの姿勢をついついやってしまう。
やってしまったら、反対もやってあげる。
そしてその他の関節も動かしてあげる。
それだけです。

それらはホントは悪いことではなく、それが私達自身に本来的に備わる
常にゆらぎ続ける中で、からだの重心をあるバランスの範囲にとどめたり、
修正したりという自然な本能的な修復力なのです。

猫背といわれるものも同様です。
猫背は赤ちゃんが母胎の中にいる状態と同じといわれます。

背骨の仕組みや構造をみればわかるのですが、
猫背にすると背骨の一つ一つの間が拡がる。伸びる。
ですから、私に解剖学を教えてくれた先生は、猫背で
寝ることはいいことだと教えてくれました。

要するに猫背でリラックスしたら、
今度は反対の真っ直ぐ後ろに反らせてそちら側の柔軟性もつけてやる。
それができる方は、同じ猫背でも悪い猫背ではありません。

猫背自体が悪いのではなく、反対の背骨を反らす動きをしていない
背骨の柔軟性がない方がよくない猫背です。
ですから一見猫背でも内臓の健康な方はいくらでもみられます。


逆によい姿勢をした時に、苦しく感じるときはからだの左右差や捻れ、
重心のアンバランスがあるときです。

そのときは必ず強ばって緊張している筋肉や動きの悪くなった関節が
どこかにあるのです。

そしてリラックスするような軽い関節の動きをしてみましょう。

まず大事なのは常に体重を支えている足首です。
もしくは座り仕事で筋肉の動きがまったくなくなっている足です。

それくらい足は手よりも二足歩行をする私達にとっては大事なものなのです。

ぜひとも今日の足首回し、足の指広げ、それだけでもやっている方と
やっていない方は大きく違ってしまいます。
ぜひからだ中の関節を一日一回は最大限動かしてあげる。
それだけで一日の疲れかたも変わります。

 

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